ボランチ守田ドイツ戦欠場…体調不良明けの三笘薫ドイツを圧倒できるのか?

ボランチ守田ドイツ戦欠場…体調不良明けの三笘薫ドイツを圧倒できるのか?

 

ボランチ守田ドイツ戦欠場…体調不良明けの三笘薫ドイツを圧倒できるのか?

23日にドイツ戦を控える日本代表の調整も急ピッチで進んでいるが、左ふくらはぎ違和感の守田英正は、20日の時点でも全体練習は不参加。初戦出場は困難と見られる。

「ドイツの最大の強みはバイエルン勢がズラリと並ぶ中盤」とベルリン在住のAFP通信記者ウィストン氏が強調したが、その豪華な中盤を封じる鉄板ボランチの1枚が欠けるのは痛い。その分、攻撃陣に期待がかかる。

 発熱による体調不良で合流は遅れたが、復調傾向にある三笘薫(25)の動向はひとつのカギだ。

 11月初旬の段階でケガ人続出だった日本とドイツ。19日にドーハから約100キロ北のドイツの練習拠点に行ってみるとW杯4度目出場のMFミュラー、DFの要リュディガーが練習に復帰。キミッヒ、ゴレツカらバイエルン勢の豪華な中盤は健在で日本にとっては厳しい状況だ。こうした中で朗報は三笘の復調だ。

 日本がドバイでカナダ戦を戦っていた17日夜にドーハ入りし、18日から本格始動。19日からは全体練習に合流して20日も最初のランニングから全力で飛ばしていた。

「(11月9日の)アーセナル戦の後、5日くらいは休んだ。今も全体練習の途中で抜けてという形ですけど、全然ドイツ戦には間に合います」と本人も強調。森保一監督も安堵しているはずだ。とはいえ、三笘が出るのは試合途中からが有力。というのもドイツの右サイドはホフマン、ニャブリらキープレーヤーが陣取るため、左FWは左SBと連携して守備をこなす必要がある。その負荷は非常に高い。彼のドリブル突破力を最大限に生かそうと思うなら、やはりジョーカー起用が効果的だろう。三笘が言う。

「ドイツの右SBと右CBはケーラーとリュディガーと思いますが、ケーラーはプレミアで見てますし、弱点を突いていけばいい。1対1は自信がありますけど、全部仕掛けるってわけではなく、周りを使いながら、危険なところで仕掛ける意識を持っている。判断がいい時は自分のプレーも良くなっているんで、頭をうまく使わないといけないなと思っています」

森保監督は以前、彼の卓越した突破力を「戦術・三笘」と評した。本人は「そう言われるのは嬉しいですし、そういう存在にならないと。言葉以上のプレーをしないといけないと自覚しています」と前向きだ。日本代表の長い歴史の中でも、彼ほど巧みな緩急をつけられるドリブラーは皆無に近いのは確か。ドイツを驚愕させてほしい。

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