無印良品が値上げを発表、原材料の価格高騰の影響か

無印良品が値上げを発表、原材料の価格高騰の影響か

無印良品が値上げを発表、原材料の価格高騰の影響か

良品計画が、無印良品や「イデー(IDÉE)」の一部の商品の価格を値上げすると発表した。2023年1月13日と2月3日に分けて実施し、2月3日からは中型および大型の商品の配送料についても値上げするとしている。


良品計画のニュースリリースによると

一部商品の価格改定 ならびに月額定額サービス本格化、リサイクル・リユース本格化のお知らせ

2022.12.26

無印良品を展開する株式会社良品計画(東京都豊島区/代表取締役社長 堂前 宣夫)は、無印良品とIDÉEの一部商品の価格を、1月13日および2月3日、改定します。価格改定を行う主な商品は、大型家具、プラスチック収納、布団カバー等の布製品、食品等となります。また、2月3日より、中型・大型の商品の配送料についても価格改定を行います。

当社は、「誠実な品質と倫理的な意味を持ち、生活に欠かせない基本商品群、サービス群を、誰もが手に取りやすい価格にすること」を使命の一つとして掲げています。昨年から始まった商品原材料の高騰と急激な円安の中でも、日常を支える商品を、安心して購入できる価格で提供できるよう、パートナー企業の皆様と工夫を重ねてまいりました。しかしながら加速する原材料の価格高騰と円安の中、コストを吸収することが限界に達し、今回、一部の商品について、価格改定(値上げ)を行うことといたしました。価格改定を行うのは、無印良品の2023年春夏商品全体のうち、約2割で、残り8割の商品の価格は据え置きます。価格改定の対象商品での価格改定率は平均約25%となります。

価格改定を行うにあたり、物価高騰の中での厳しい日常生活への対応や、地球環境対応を含む、未来に向けた生活や商品の在り方を考え、「家具の月額定額サービスの本格化」「プラスチック商品のリユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行推進」「価格改定前と同一価格での代替新商品の開発、販売」を行うことといたします。

また、これからも、世界の生活の知恵を生かした商品や、残反、残糸など素材を余すところなく活用して作った商品など、日常生活を支える、低価格で品質の良い商品を、開発・提供することに継続して取り組んでまいります。

1. 家具の月額定額サービス商品の本格化。「家具は引き継がれる」があたりまえの社会を目指す

家具について、月額定額サービスの対象商品を大幅に拡大します。家具は購入するものであり、借りて使う、不要になった場合に人に使ってもらう、という行動様式は必ずしも大きく広がってはいません。当社は、良い家具は、人から人へと伝承されるもの・メンテナンスして使い続けられるものという考えのもと、中古の家具があたりまえに活用される社会を構築したいと考え、将来的に家具については、販売中心のビジネスモデルから月額定額サービスモデルへの転換を目指します。

具体的には、今回2月3日より、月額定額サービスの対象商品を35アイテムから72アイテムへと順次拡大いたします。価格は改定となりますが、高額かつ多額の初期費用をかけて家具を買い揃えることなく、月々安価な費用で、必要な家具を利用いただけるようにいたします。契約期間が満了後には、買い取り頂くことも可能です。また、返却された家具については、中古品として販売したり、再活用したりしてまいります。さらに、将来的には、不要家具の回収、メンテナンス、再利用を事業化し、中古やヴィンテージ家具の取り扱い(販売、レンタル)も本格化してまいります。

とのことだ。

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