回転ずし店での不衛生行為、AIカメラで防止策検討も-コストに懸念 & ツイッター民の反応

回転ずし店での不衛生行為、AIカメラで防止策検討も-コストに懸念 & ツイッター民の反応

回転ずし店での不衛生行為、AIカメラで防止策検討も-コストに懸念 & ツイッター民の反応

記事によると

回転ずしチェーン店の利用客による不衛生行為が後を絶たない。先月末には利用客が未使用の湯飲みをなめるなどの様子を映した映像がネットに拡散されたが、こうした迷惑行為に対して事業会社が本来必要ない投資を迫られるなど、新たなコスト要因が浮上しつつある。

利用客が行った行為に対して、回転ずしの「スシロー」を運営するあきんどスシローの親会社、FOOD &LIFE COMPANIES(フード・アンド・ライフ・カンパニーズ)は1日、警察に被害届を提出した。

  今回の事件を踏まえて、フード・アンド・ライフは、一部店舗のレーンへのアクリル板導入を決めた。広報担当者は「食事するのは楽しい場所でなくてはいけない」との考えの下、回転ずしらしい「楽しさと両立できるような対応」を防止策として検討していると取材に答えた。

  過去には、「くら寿司」や「はま寿司」でも利用客の迷惑行為がソーシャルメディア上で拡散した。はま寿司を傘下に持つゼンショーホールディングスは、カメラやセンサーの設置などさまざまな選択肢がある中で「最も効果的な対策を検討している段階」だと広報担当者が取材に答えた。

  くら寿司では、既存の設備を使った再発防止策を検討する。広報担当者によると、レーン上に流れる寿司の売れ行きを把握するための人工知能(AI)カメラを、再発防止としても流用できないか考えている。

  シティグループ証券の大庭脩平アナリストは、回転ずしを巡る一連の動画について「衛生面で不安を覚えさせるような内容で、短期的な売り上げ減が発生するリスクがある」と30日付のリポートで指摘した。その上で、「回転ずし各社が対応を強化するためにコストが重くなる可能性がある」と述べた。

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